そう。もはやプライバシーなどこの世に無い。
あらゆるものがネットワークで繋がれ、僕たちの行動はログとして残されるのである。
オンライン上での僕らの行動は分析され、何が好きで、何が嫌いなのか。ドコにいつもいて、何をやっている時間が多いのか。好きな食べ物や音楽。すべて知られる。
そして、世の中にある広告と呼ばれているものは、
すべて最適化されて、情報として整理され、欲する人の下へ最適な表現で最適な時間、状況に配信/通知されるようになる。もはや、既存の「広告」と呼ばれるものは無くなるに違いない。GoogleAdwordsを考えてみてほしい、検索結果の横にでてくるスポンサーリンク。これが最適化された「広告」である。
PC、ケータイはもちろんながら、TVや看板(デジタルサイネージというべきか)は、みんなGoogleの検索結果のようにそのデバイスを使っている人に最適化されるのだ。新聞や雑誌は大丈夫だと思っている人もいるかもしんないけど、電子ブックリーダーが普及すれば、ヤンマガに掲載されている怪しいアクセサリーの広告はもう見なくて済むかもしれない。
そう、夏の暑い日に駅で電車を待っている。炭酸飲料大好きな僕のケータイに、新発売のコーラの情報とクーポン券、スグ横の販売機でSuiCaをかざせば、80円で購入できる。趣味思考と位置情報から最適な情報を届けることが出来でしまうのだ。
ちなみにGoogle ChormeはTVやゲーム機に搭載されるのを目論み開発されている。
GoogleやMicrosoftは間違いなく、Webからリアルメディアへの覇権争いを展開いているのだ。
マーケティングに対してROIを求めるようになった広告主たちもそれを後押しするだろう。現状のTVCMに金を出す企業はいなくなるかもしれない。
僕らにとって見れば良い事かもしれない。
もう、ケバケバシイ、見たくも無い広告を見なくても済むのだから。
欲している情報だけ必要なときに知ることが出来る社会になるんだ。
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