今月、湯川さんの新刊が出るらしい。
タイトルは「次世代マーケティングプラットフォーム」というらしい。
僕は彼の本を何冊か読んだことがあるが、今回のはどうだろう。買おうかなどうしようかな。と考えていました。そんな中、彼のBLOGを拝見し、まさに僕が常々考えていたことが今回の題材ということで買うことに決めました。早速Amazonへ(まだ発売されていないが)
さて、氏はこの本の中で「広く告知するという広告は消滅する」と語っている。
Googleを筆頭とするマーケティングプラットフォームの出現によって、企業のマーケティングのあり方。企業と消費者とのコミュニケーションが大きく変貌を遂げるということを言っているのだろう。この点に関してめちゃめちゃ同意見だ。
僕が常日頃考えていることは「クリエイティブ」と「テクノロジー」について。
一昔前まで、僕は広告を扱う企業にいた。そして現在は「テクノロジー」にどっぷりつかったIT企業で働いている。両極端な企業で働いて分かったことは、今までのメディアミックスによる広告の枠売りではもはや企業のマーケティング課題を解決できないということと、最先端のテクノロジーによる消費者へのリーチだけでは、彼らを動かすことは出来ないという2点だ。
素晴らしいクリエイティブと最先端のテクノロジーが融合して、はじめて21世紀の多様化した消費者たちを動かすことが出来るんじゃないだろうか。それは単なる枠売りではなく、世間一般で言われている「コミュニケーションプランニング」だろう。この時代のテクノロジーを使ってどのようなコミュニケーションをすれば消費者を動かすことが出来るのか。それを考えられなければどんな素晴らしいテクノロジーをもってしても換金化することは出来ない。その証としてMicrosoftやGoogleといったテクノロジーの会社でさえ、いわゆるインタラクティブエージェンシーを買収して、消費者とのコミュニケーションのあり方を吸収していた。
・・・と。この最新本は、こんな小さな話では終わらないのだろうが。
ぜひ読んで、勉強させていただきます。
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