2007年12月21日、2.5GHz帯の割当がウィルコムとKDDI陣営のワイヤレスブロードバンド企画の2社に決まった。
DoCoMo陣営、SoftBank陣営ともに残念ながら敗れ去った。
この2.5GHz帯とは、すなわちWiMAXと呼ばれるものだ。
簡単に言うとWiMAX(次世代広域通信)とはWi-Fiの親分である。
Wi-Fiとは、ご存知の通りPSPやNintendo DS、iPod Touchに搭載されていて、家庭やオフィスのネットワークを無線化するものだ。駅構内やマクドナルド、ルノアールにアクセスポイントがあり、持っているケータイ機器からインターネットアクセスできる。
このWi-Fiの弱点は通信範囲の狭さ(短さ)。
僕はiPod Touchを持っているのだが、ある特定の場所(タリーズコーヒーの店内のみとか)でしかネット接続できない為、歩きながらとか電車に乗りながらインターネットを楽しむことが出来なかった。
WiMAXはそのWi-Fiの親分ということは、その通信範囲が広いということを意味する。
そして高速運転中でも通信対応できるので、ケータイキャリア各社ともその割当を授かる為、必死になっていたのだ(正確に言うと、既存のキャリアには免許を付与しないという総務省の方針があった為、合弁会社などを作って無理やり参入しようと躍起になっていたのである)。付与されなかったSoftBankが怒り狂ったのは記憶に新しいよね。
さて、このWiMAXは流行るのだろうか?
すでに3G回線が日本の津々浦々まで張り巡らされている現在の日本。
東京都内(山手線内)ではWi-Fiのアクセスポイントが腐るほどある。実はそれほど必要ないのではないか?という意見が結構ある。
でも、僕は「WiMAXの時代はくる」と考えている。
今後はあらゆるケータイデバイスにWiMAXが内蔵されると思う。
僕自身、iPod Touchがnetに常時接続できる環境だったらiPhoneは購入しなかったと思うくらいだ。それだけWi-Fiは使えない(使い物にならない)。というかケータイからnet接続する人が減るんじゃないかな?貧弱なIFのケータイより、PSPでネットサーフィンしたほうが楽しいだろうし。とにかく、KDDIはこの免許割当に成功し、無線インターネット接続サービスを本格化するらしい。
ひょっとしたらKDDIはこれをキッカケに、時代が到来するかもしれない(それは言いすぎ)。
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