先週のソフトバンクの冬モデル発表の件。
前日の決算発表は異例の前倒しで行われ、ケータイの売り上げが減ったものの営業利益は増え、手元流動性もきちんと確保されている。ソフトバンクは安全だ!と孫社長がアピールしてました。今年に入って、ソフトバンクの株価は大変なことに(70%減)なっている状況で、孫社長自ら健全性を訴えたカタチだ。
でも、穿った見方をすれば、PRに躍起になっているとも言えるわけで、
噂では結構深刻な状況だったりもするのかも。
とはいえ。
翌日のソフトバンク、冬モデルの発表は正直、「やるな!」と思った。
「あくまでも攻めのソフトバンク」と孫さんは言ってたけど、本当にそう思った。
iPhoneを強く意識したタッチパネル式のケータイ電話や、モバイルウィジェットストア等、ケータイをインターネットマシンにすると豪語するだけあって、ワクワク感がある発表会でした。
んでもって、「モバイルウィジェット」。
ケータイをカスタマイズして、好みのウィジェットを待ち受けに配置できるってのは、
確かに面白い。やっぱり孫さんはiPhoneのようなケータイを作りたかったんだろうなぁ。
言わずもがなケータイの待ちうけは史上最強のメディアなわけで、ここに自社のウィジェットを配置できるってのは、最大のマーケティング効果を得られるわけだ。今後、こぞって参加する企業が増えるのではなかろうか。
ただ、
とはいえソフトバンクの国内シェアは(勢いがあるとはいえ)3番目です。
将来的にはチャイナモバイル、ボーダフォンを絡めた共通のプラットフォームになると言ってたけど、まだまだ、力不足は否めないんじゃなかろうか。(※docomoがやるとまた話は別だが)
こうみると、ソフトバンクモバイルウィジェットではなく。
Yahoo!モバイルウィジェットとして、キャリア横断的に展開したほうが良いのではないかと思ったりする。Yahoo!ブランドは当然ながら日本NO.1だし。強力なプラットフォームになるに違いない。(もはやGoogleも手がだせないほどの)
週明けはdocomoの秋/冬モデル発表が控えている。
ライフログサービス等の新サービスの発表がされるのだろう。次ラウンドはどこが覇権を取るのか結構楽しみです、はい。